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ペット火葬、移動火葬車を利用する場合


亡くなったペットを飼い主の自宅前で火葬する「移動火葬車」が、最近とみに普及してきているようです。

ペット火葬、役所に依頼した場合でご説明したとおり、役所にペット火葬を依頼した場合、たとえきちんと埋葬形式がとられたにせよ基本的に他のペットの遺体と一緒に火葬する「合同火葬」となるため、あなたのペットの骨だけを火葬後に選別することは、基本的に難しいものがあります。

移動火葬の場合、業者が自前で火葬車を所有し、特注の焼却炉を搭載しているケースが多いようです。

中型犬程度のサイズのペットでも、小一時間ほどで、焼却が完了するようです。

また料金的にも、1.5万~4万円程度と、役所に依頼するよりは一般に高いものの、ペット霊園
本格的な火葬を行う場合に比べ、リーズナブル感もあります。

ちなみに移動火葬車の場合、無煙・無臭を謳い文句にする最新型の設備から、臭いや煙が多少は
出るものまで様々ですので、依頼を考える火葬業者に対しあらかじめ確認しておくことが必要です。

また、仮に煙が発生する場合においても、焼却炉においては、ペットの遺体を焼いた煙を直接に
排気するのではなく、未燃焼の分を別の燃焼室で再度焼却するなどして、煙突から出る煙を
水蒸気の発生程度に抑えるという配慮をしているところもあり、必ずしも生き物を焼いた臭いが
ストレートに近隣に撒き散らされる、ということも、現実には少ないようです。

しかしながら、仮に無害な煙であったにせよ、こういったペットの遺体の火葬に伴って煙が戸外へ撒かれるような場合、周辺住民から、その生理的嫌悪感のために、「ペット火葬で空気中に煙を散布しないでくれ」といった類の苦情が出ることも、珍しくないようです。


大切なペットを共に長い時間を過ごした自宅で火葬することで、その最期を締めくくることのできるあなたにとっては、見つめるのはそのペットだけでもありますし、さぞ精神的な満足感を得られることと思います。

しかしながら、いったん周辺住民の立場にたてば、動物の亡がらを焼いた煙が、自分の住まいの
周辺にしょっちゅう立ちこめるようなことになるのは、やはり気分の良いものではないでしょう。

しかしながら、この問題は生物の遺体を焼くことからくる、いわば生理的な部分を刺激する話ですので、周辺住民の側からすれば、苦情を言いたくなるのも無理からぬ話でしょう。


この問題について、双方を満足させるような解決策は、現状では見当たらないようです。

愛するペットの亡がらをどうしても自宅前から見送りたい場合には、移動火葬車の利用を考えざるを得ないかもしれませんね。

ただしその場合には、業者さんとよく相談し、可能な限り周辺住民の気分を害しないように配慮を行うことも、マナーの面から必要でしょう。


また、基本的にこのようなクレームは、自治体や火葬を行った業者に直接向けられることが多いものですが、万一あなたの家に苦情が入った時のことも考え、その場合は近隣の方へ迷惑をかけたことを謝罪すると同時に、きちんとした説明ができるようにしておきたいものです。

業者まかせにして無関心を決め込んだり、ただ業者に責任を押しつけるのではなく、あなたのペットの火葬について、焼却方法や発生する煙の程度など、全体的にどのように行われることになるのかについて、あらかじめよく確認しておく必要があります。


あなたは大切なペットを見送った後も、引き続きそこに住み続け、近隣とのお付き合いを続けて
いかなければならないわけですから。


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